LogiCueのキューライト、使ってみませんか!

LogiCueのキューライト、使ってみませんか!

キューライトってそもそもどんなもの?

キューライトとは、キューを”光るボタン”で表示できる装置です。
音だけではなく目視でもキューを確認できる、それがキューライトです。

特に、1つのキッカケで色々な部署が一斉に動く時に、舞台監督のキッカケを伝える強力なツールです。
セットがどんどん変わるような、キッカケの多い舞台やお芝居には必需品!

大がかりなコンピューターでの制御には、手間もお金もかかりますが、キューライトなら手軽にキッカケの一本化ができます。

キューライトの良い点

  • 安全面がUPする
  • 耳と目の両方で確認できる
  • 1つの発信元から、必要な所だけに届く
  • マイクケーブルでデイジーチェーン式

例えば……

  • 暗転中の転換の時に、道具の真下に人がいるけれど道具を動かす人からはその人が見えていない。
  • 転換の時に色々なところから一斉に出るキューに、自分のキューを聞き逃したり、聞き間違える。
  • 個人的に覚えていたキューが、何かの拍子に咄嗟にわからなくなってしまう。

そんなことを防止することができます。

舞台全体をしっかり見渡せている舞台監督からの確実なキューが届くので、たとえオペレーター本人には道具の下を確認できなくても、安全確認をした上でのキュー出しが可能です。
また、たとえインカムからの音声でのキュー出しを聞き逃したとしても、光るボタンを目視することでキューをキャッチすることができます。
オペレーターの練度に不安があっても、インカムを通した耳からのキューと、キューライトからの目視のキューにより、より安全に、確実に操作することができるのです。

また、キューライトはキューを「どこに出すか」を選ぶことができます。
「重要な綱元さんのボタンだけが光る」などの、多岐にわたる設定が可能になります。

使い方

コントローラーの操作でキューライトをオン/オフすることで、キューを出すことができます。
基本的に

赤=スタンバイ
緑=ゴー

のサインになります。
が、その他にも全部で6色の色を設定できるので、より視覚的にわかりやすい設定が可能です。


全てのキューライトはアドレスを持つことができるので、各ボタンにどのキューライトを光らせるかの設定ができます。


コントローラーの赤いボタンを2回押すと、ライトが点滅します。
オペレーター側でライトを押すことで、ライトが点滅から点灯にかわり「スタンバイできましたよ」とコントローラー側に伝えることができます。

12ボタンのコントローラーでは、一斉にキューを出したり、クリアすることもできます。


ここがこれまでのキューライトと違う!!

低電圧ローボルテージ

今までのキューライトというのは100Vの電圧スイッチからオンオフをしてきっかけを送るのが一般的なものでした。
このLogiCueのキューライトは、低電圧ローボルテージで制御ができるのです。
そのため、接続は一般に使われているマイクケーブルを使うことができるのです。


接続方式はデイジーチェーン

従来のキューライトでは、受信側のキューライト一つ一つにケーブルを挿す必要があるいわゆるスター接続方式でしたが、このLogiCueのキューライトはデイジーチェーン式。
ライトをデイジーチェーンすることによって、各キューライトをメインコントローラーのボタンに割り当てることが可能です。
ケーブルをコントローラーから一本一本引く必要がありません。
しかも前述の通り、そのケーブルは一般的に使われているマイクケーブルでOKです。

2種類のコントローラー

コントローラーに関しては2種類、
12ボタンのほうは、ラックとデスクトップのどちらにもにセッティングできます。また、右端に”全部GO””全部クリア”のボタンがあるのは12ボタンタイプのみとなります。

6ボタンのほうは、デスクトップのみのシンプルな仕様となっています。

使用用途に合わせて2種類用意しました。

そんなに便利なのに、なぜ日本ではあまり見かけないの?

ずばり、Cue Callerがいないからです。

アメリカでは「Cue Caller」と呼ばれるキュー出しをする人が絶対にいます。舞台監督の仕事です。
舞台監督は舞台上で起きているすべての総責任者になります。
そして、Cue Callerから指示が出ない限りオペレーターは動きません
「Cue Caller」というキュー出しをする頭がいて、操作する手足となるオペレーターがいる、というやり方です。

また、ロングラン公演の多いアメリカでは、オペレーターが代替わりすることは良くあることです。
Cue Callerが同じならば、オペレーターが代替わりしてもまったく同じキューを引き継ぐことができるのです。

一方日本では、アメリカのように全てのキュー出しをする「Cue Caller」にあたる人はいないのではないでしょうか。
もちろん舞台監督からのキューをきっかけに各オペレーターが一斉に動く事は数多くありますが、自分のキューの管理は各オペレーターが自分でしている事が多いと思います。
また、プランナーがオペレーターをする現場も多く、そうするとキューを誰よりも理解しているのはオペレーター自身、という事になります。

つまり日本では、キューを管理する頭と、実際に操作する手足は同じ人が担っています。
そうするとCue Callerは必要とされません。
ロングラン公演も少ないので「次の人にキューを引き継ぐ」という事もあまり生じません。

ですが、耳だけでなく目でキューを確認できるというのは、安全面だけを考えてもとてもとても大事なことなので、裏方屋は日本でもぜひ広がってほしいと思っています。
デモ機の貸出もしておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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