デモ機レポート:ChamSys QuickQ 20 MS様より
デモ機をお使いくださったMS様からのレポートです!
お使いいただいた機材は、ChamSys QuickQ 20です。
*マニュアルがネットで英語のものしかなく読み込めていない状態での試用となってしまいました。より良い操作があるかもしれませんがそこはご了承いただきお読みいただければ幸いです。
*Generic dimmer(一般灯体)のみ、DMX接続となっております。
●タッチパネルの感度も良くUIも見やすくフォントも邪魔にならないデザイン、フェーダーもボタンも適度な重みがあって操作しやすくコンパクトで好きになれそうな卓という第一印象。専用カバー付きなのは地味に嬉しいです。
●使用Fixture全体が見れる「Layout」画面でゲージを調整できないため修正に時間がかかってしまいそうというのが致命的な部分ではありますが、ここは手が慣れれば解決しそうです。
●Generic dimmerでも左右のダイヤルでゲージ調整できると嬉しいですね。
例えば上記Layout画面で任意のFixture(Generic dimmer)を選択して緑に変わったものをA?Dのダイヤルのうちどれかを回すとゲージ調整ができ、レコードできるとかあると最高でした!ができそうにもないので、左上のIntensityに触れてフェーダーが並ぶ画面で調整することに慣れるしかないですね。
●Cueのスタックやチェイスの作成も直感的に簡単にできるのでここはとても重宝しそうです。Cueも小数点が打てて割り込みができるのがよかったです。ただCueの「Go(??)」「Stop(?)」ボタンはあるけど「Back」ボタンがないのがオペする上では一抹の不安になりそうです。
またBlackoutボタンがGoボタンの隣にあるのも不安なので設定でUnableできるか探ろうと思いました。
●左に20本あるMultifunction faders で調整できるFixtureは1?20のみのなのでしょうかね?どこかでページを変えて21?40、41?60とできたら最高なのに・・と同僚と話しておりましたがここはマニュアルを解読して可能か探ってみようと思っています。おそらくFixtureだけではなくCue、GRP(グループ)と切り替えができる「Multifunction faders」と位置付けしているのでできないのではと感じておりますが。。
●DMX信号のブレイクタイム等も安定していて(Kuwatec Doctor.MXで測定)当会館の化石のような卓との相性も問題なさそうです。
●●● 総 括 ●●●
なんでもかんでもできる万能感はありませんが、値段と機能を鑑みるとコストパフォーマンスはとても良いと感じました。また我々の使用目的と今後の拡張性(LEDやムービング灯体の使用)も含めて考えると充分すぎる機能の卓ということで同僚とも意見は一致しました。
PCソフトウエアでオフライン編集ができることも、複数人でコンソール実機を共有する上ではとても利便性が良いです。
MS様、詳細にレポートをお送りくださり、ありがとうございました!
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