バトンの太さの謎

先日、ケーブルクランプをお買い上げくださったお客様からこんな質問が届きました。

48.6mm用の他に60.5mm用に対応する商品はございますか

こちらのお客様には

同製品ではないのですが

https://www.urakataya.com/product/10038

でダボ+ハンガーもしくは、トラス用のクランプでご使用いただけます。

とご案内したのですが、ここでお答えしていた瀬尾に疑問が。

瀬尾

48.6mm用は米国で劇場とかにある黒バトンパイプだと思うけど、60.5mmってどんなパイプ?

日米の現場に詳しいスタッフ篠原さんに聞いてみました。

ちなみに篠原さんはブラウザで仕込み図が作れるアプリ、ドラフティのプロでもあります。

答えはこちら。

篠原

古いホールにたまにある、重量系の美術を吊れるバトンです。

通常、48.6mmか42.7mmですが、テンハン後吊りとかの名残とかで、60mmバトンが使用されてるとこもあります。

VL3000など通常のハンガーは噛まないので、Cクランプ+パイプ桁吊り、からのムービングライトとか、よくやってましたね。美術バトンにムービングライト吊る時は、ホール打ち合わせで毎回バトンの幅を確認します。

瀬尾

篠原さんのいうCクランプというのは

https://www.urakataya.com/product/402

のこと?だよね?

2"パイプか。トラスよりちょこっと太いやつね?だったらアメリカのCクランプでもいけるね。

日本のハンガーは付けれないんだ?

篠原

ダブルCクランプですね。

一方が大口になってて、一方が通常のハンガーサイズで、通常の方に短いパイプを流したりしてました。

アメリカのCクランプならいけるかもしれません。日本の通常のクランプでは無理だと思います。

ということで、瀬尾も知らなかった60.5mmパイプのお話でした!

事前にパイプの経を確認する事って、とっても大事なんですね……。

皆さまは、篠原さんご紹介の「ダブルCクランプ」見たことありますか?

テンハン後吊り?ってなんだろうな……