CANTO導入事例:ニューヨーク聖ジョーンズ教会
ブルックリンにある古い教会から「暗い教会を明るくしてほしい」というご依頼があったので、5月某日、作業をしてまいりました。
晴れ渡った気持ちの良い日!教会の場所はこちらです。
1870年代に建てられたというこの教会。築150年です。
こちらの写真は、1920年代に撮ったものだそうです。周りにな~んにもありません。
さすが教会、ステンドグラスに囲まれた厳かで美しい空間です。
そして、そこにそびえたつ巨大な木製ラダー。
現状の確認
なるほど。厳かではありますが、よく晴れた日の昼間にしては檀上がかなり暗いようです。
苦肉の策で、天使のお顔だけ明るく照らしてみているのだけど……なんかちょっと、素敵ではないですね。
天使のお顔を照らしているのは、こちらの照明のようです。
はずしてみると、使われていた機材はこちらでした。
前明かりは、どうやらこれと、遥か頭上の梁にある照明のようです。
いつから使っていたのか不明なクリップライトなども色々な場所にあります。
明るくしたくて、後から後から足したのかもしれませんね。
電球が切れているんだけど、動かないから付け替えられない、という箇所もあったのではずしてみます。
そしたらなんと、本来はこうなっている電球が
こんなことに。
口金の部分が経年劣化で変形したり錆びついたりして、ソケットからはずれなくなっていました。
残った口金はなんとかペンチで取り出し。
150年前から今までに、多くの人たちが補修をしたり諦めたり、代替案でなんとか解決したりしてきたんでしょうね。
今回で、照明関係のことは現状できるベストな形で全て解決したいと思います。
作業開始
事前の打ち合わせで「とにかく明るくしたいんだ!」という要望をお聞きしていた私たち。
用意してきた機材をどんどん搬入です。
持ち込んだ白い機材を
教会の景観を損ねないように耐熱塗料で茶色に塗装して
いよいよCANTOの出番です。
既存の口金に差し換えるだけでも使えるCANTOですが、今回の教会の場合には、先ほどのように極端に経年劣化しているものもあるため、新たに設置します。
古い機材をはずして、持ってきたものを設置
先ほどの天使の顔を狙っていた機材2台を
CANTO1台に交換して、顔だけではなくドームの内側全体を照らして光輝くように明るくします。
CANTOの特徴でもある、ヒートシンク
ヒートシンクが奥に見えるのがわかりますでしょうか。
今回は、15度と26度のリフレクターを持ってきています。
それらを付け替えつつ、当たりのチェック
頭上のシャンデリアたちも、場所によって黄色かったり明るさがマチマチだったので
全て掃除をして球を替えて……
とても美しく仕上がりました。
この日は、頭上の梁のライトには手が届かないということでラダーで届く範囲の作業になりましたが、それでもとっても明るくなりました。
神父さまを呼びに行く瀬尾の顔も晴れやかです。
最後に
自分の任期が終わるまでに、どうしても教会を明るくしたかったという神父さま(中央の白いシャツの方)。
明るくなると、清潔感も出てくると、とてもご満足いただけました。
では、最後にビフォアー・アフターをご覧ください。
BEFORE
AFTER
うん、きれい!!
今回は教会をCANTOで明るくした事例でしたが、CANTOはあらゆる場所に対応することができます。
客電やダウンライトのLED化導入にお悩みの方は、まずご相談を!
築150年の教会でもどうにかなったんですから、きっと裏方屋が力になれます!!
気になった方は、是非お気軽にお問い合わせください。