吊り物に苦労している皆さまに便利道具をご紹介!

美術セットや看板、単管パイプなど、ありとあらゆるところで物を吊りますよね。

吊る時の高さ調整、どうしてますか?

ロープを結び直す?

金具を緩めて微調整?

右を上げたら左が低く、左を上げたら右が低い?

そんな繊細で面倒な作業を楽にしましょう。

「こんなに便利なのに、どうして日本ではあまりみないんだろう?」と瀬尾が首をひねる便利グッズ

グリップロックのワイヤーハンガーをご紹介します。

何が便利なの?

とにかく長さの調整が楽なんです。

グリップロックは、上方向にのみ動きます。

長めに用意しておいたワイヤーに、吊るしたいものをぶら下げたら、長さを縮めて調整します。

短くしすぎた!!という時はもちろん長くすることもできます。

プランジャー部分を指で押し込めば、下方向に動かすことができる仕組みになっています。

長さの微調整のたびにほどいたり、緩めたり、切ったり、結んだり、ほどいたり……。

そんな面倒とサヨナラできます。

驚くほどの耐荷重

この手のひらに乗るくらいの小ささのワイヤーハンガーは、シリーズの中で一番小さいものです。

何キロ吊れると思いますか?

これ1個で平台1台。

※1.6mmワイヤー使用時

※平台=サイズ3×6、約20kg換算

見た目の小ささからは予想できないくらいの耐荷重があるんです。

使用するワイヤーの太さと耐荷重は比例しています。ご使用の際はワイヤーの太さを必ずご確認ください。

また、ビニール等でコーティングされたワイヤーの使用は厳禁です。被膜ワイヤーは滑ってしまいますので、黒いワイヤーをつかう場合は必ず塗装タイプをご使用ください。

黒もある!

地味に嬉しいのが、黒もあるということ。

舞台の上で、吊りの機構は出来る限り目立たせたくありません。

グリップロックのワイヤーハンガーには黒いシリーズが沢山あります。

この他にも色々あるので、是非一覧ページをご覧ください。

裏方屋では黒塗装のワイヤーも1.0mm~3.0mmまで在庫しております。

5.0mm以上の太さのワイヤーもお取り寄せできますので是非お問い合わせください。

グリップロックって?

グリップロックはドイツ生まれの、ワイヤーハンガーのこの部分の機構のこと。中身はこんな風になっています。

とても簡単にその仕組みをご紹介すると、こんな感じです。

外側のハウジングに繋がった、吊るす機構の部分に荷重がかかると、内側のプランジャーにワイヤーを締め付ける力が加わります。

重たければ重たいほど、ギュっと締め付けるようになる、というわけです。

※もちろん耐荷重はありますのできちんと守ってください。ワイヤーがすっぽ抜けます。

ここが安全グリップロック!

グリップロックはプランジャーを押し込まない限り下方向には動きません。

また、荷重がかかっている時にはプランジャーを押すことはできません。

何かが吊られている時に、下方向には移動できない仕組みなのです。

こんな風に使われています

展示会の会場で……

照明機材を吊った荷重のあるトラスごと吊ることも

色々使えるサイズと形

グリップロックのワイヤーハンガーは、用途にあわせて色々な形とサイズをご用意しています。

対応ワイヤーが太くなるほど、耐荷重は増します。

カラビナ型裏方屋イチオシ

ただでさえ便利なグリップロックのワイヤーハンガーが、さらに簡単便利になるカラビナ型。脱着が多いならとにかくこいつがおすすめです。

リング型

受ける相手がカラビナ型の時や、ロープを通したい時にオススメ。汎用性の高さは一番です。

フォーク型

クランプ型

バトンを使うなら絶対にこれ。バトンを吊る時にも、バトンから吊り下げる時にもお使いいただけます。