活用事例:ブロードウェイでのRadioScan活用
バーナード・B・ジェイコブス劇場でのマルチバースワイヤレスDMX
場所 | :バーナード・B・ジェイコブス劇場(米国) |
電気技師 | :Kevin Barry氏 |
時期 | :2021年12月 |
使用機材 | :ワイヤレスDMX周波数スキャナー機 ラジオスキャン RadioScan |
RadioScanの活用
RadioScanアンテナをステージ上に設置し、ワイヤレスDMXハードウェアに影響を与える可能性のある電波干渉を検出し、さらに照明ブースからアンテナへのアクティビティをモニターしたいと考えていました。
でも、RadioScanはUSB接続を使用しているため、それは不可能でした。そこで、RadioScan、Virtual Hereソフトウェア、Raspberry Piを使用して回避しました。
「14台以上のマルチバースレシーバーで9ユニバースのワイヤレスDMXを走らせました。これからもRadioScanを使い続けるつもりだよ。」
電気技師:Kevin Barry氏
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セットアップは?
以下の図のように接続し、RadioScanアンテナをジェイコブス劇場のステージライトにあるブームの裏側に設置しています。
このセットアップでは、RadioScanアンテナをクライアントソフトウェアで利用することができ、ラジオスキャンを広範なワイヤレスDMXシステムのトラブルシューティングに有効なツールとして使うことができました。
「RadioScanのセットアップはとても画期的。アンテナを必要な場所に設置すれば、送受信機の近くで起こっていることを簡単に確認することができるからね。」
電気技師:Kevin Barry氏
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信号の乱れを確認
コロナ禍の最初の頃、プレビュー中に大きな混乱がありました。劇場横の45番街でテレビ局がトラックを使用してコロナのニュースを生放送をしていたためでした。TVのトラックがいなくなると同時に、ワイヤレスDMXシステムは問題なく使用できるようになりました。この出来事がRadioScanを本格的に導入するきっかけになりました。
小さな信号の乱れがある場合は、パネルアンテナを使ったり、マルチバースTransmitterを少し高くすることで軽減することができました。
ワイヤレス調光器や送信機の組み合わせユニットをブース中のオペレーターの近くに置いています。
これに固有のDMXアドレスを与え、ショー全体を通して実行されるチェイスをコンソールでプログラムしています。こうすることで、ワイヤレスDMXシステムが正しく動作しているかどうかを知ることができます。
通常、ショーIDごとにユニットを用意し干渉を追跡、送信機がショー全体を通じて確実に機能しているか確認しています。