【中級者】DMXcat 基本のキ
DMXcatで出来ることは多岐にわたります。
今回は、漠然とイメージしかない方のために「基本のキ」をご紹介します
基本的な使い方
DMXcatで出来ることは、大きく2つあります。
1:DMX信号を送ること
2:DMX信号をテストすること
機材にDMX信号を送りたい時には、INにDMXcat(メス)を挿してスマホで操作。
機材からのDMX信号をチェックしたい時には、OUTにDMXcat(オス(変換アダプター))を挿してスマホで確認。
調光卓のOUTに挿せば、調光卓から発信されている信号をリアルタイムでチェックすることもできます。
DMXcat、はじめに
DMXcatは、スマホとBluetoothで接続しアプリで使用します。
アプリの内容は、こちらの通り。
※光量計と波形アナライザーはAndroidのみです。
アプリをダウンロードしたら、DMXcatのシリアル番号を確認して入力すればペアリング完了。
DMXcat、何がいいの?
現場で一番大事なのは、回線が繋がっているかということ。
信号の中身ももちろんですが、「そもそも信号が届いているのか」、「ケーブル、灯体、各箇所全てOKか?」を調べることが必須です。
DMXcatをポケットに入れておけば、さっと取り出してスマホと簡単に繋がって、すぐにチェックできるのです。
▼まずは、本当に調光卓のアウトから出てるかチェック(DMXcatを調光卓のアウトポートに繋ぐ)
▼途中から動いてない場合は、その動かない器具の入力をチェック(DMXcatを器具のインケーブルに繋ぐ)
▼ケーブルがNGかもしれない時には、アウト側に繋いでチェック(DMXcatを器具のアウトケーブルに繋ぐ)
DMXcatの良さ、それは、取り回しの良さです。
軽く、かさばらず、高性能、充電式。
DMXcatは、バッテリー駆動
DMXcatは、電源に繋ぐ必要がありません。充電式です。 どこにでもあるマイクロUSBケーブルで充電できます。 (もちろん付属しています。) 一度の充電で約20時間駆動。便利! |
通信の出来る距離
スマホからDMXcatまでの距離は、公証で約15m(50フィート)以内。
様々な人が行き交い、様々な電波が飛び交うブロードウェイで、まったく問題なく稼働していることから安定性が伺えます。
日本の劇場においても、奈落から、完全防音の部屋から、まったく問題なく使うことができています。
DMXcatのアプリの内容
DMXcatを繋いだ状態で、1ユニバース内のDMXアドレスをスマホで確認、変更ができます。 |
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内蔵されている既存のDMXプロファイルデータから、現在使用している機種を選んで使います。PAN、TILT、IRIS、FOCUSをコントロールすることができます。 |
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DMXに関連するパラメーターを読み込むことで通信状態を確認することができます。調光卓に繋げば、調光卓から送信されている状況をリアルタイムで確認できます。フリッカーの検出機能を使用することで、どこでDMX値の変動が起きているかを検知して表示します。 |
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RDMに互換性のある灯体を自動的に検索して、DMXアドレス、モードなど様々な設定を確認、変更することができます。 |
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DMX値を入力すると、DIPスイッチのON/OFF設定を表示します。DIPスイッチのON/OFFからDMX値を表示させることもできます。 |
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Androidのみ対応 ライトセンサー機能を使用して、LUXとルーメン/(2フィート/600mm間) を感知し、表示します。 |
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Androidのみ対応 RFスペクトラムアナライザは、2.4GHz帯をスキャンしてWi-Fi信号を検出し、周辺で使用されている WIFIデバイスの強度と周波数の両方をグラフ表示します。 |
DMXcatは、ワイヤレスDMXの必需品
テスターとしても優秀ですが、それだけではなくスマホを使って調光卓の代わりに目の前の灯体を動かしたりできるDMXcat。
ポケットに入れて持ち歩くだけでテストも操作も出来るなんて、その利便性は計り知れませんよね。
何か挙動がおかしいぞ?灯体の問題か?ケーブルか?他の何かか?という時にも、いちいち卓の人間と連絡を取り合いながら「ゲージあげてーさげてー(ううむ、変だな?)」なんてやる必要はありません。
自分でちゃっちゃとDMXcatを挿せば良いのです。
この機会に、是非ご購入ください!