ChamSys QuickQ 20にオススメの現場とは?!
デモ機を長期でご使用いただきました 伊藤様からのレポートです!
現場からの視点でガッツリと検証してくださいました!
大変読み応えのあるレポートです。
動画もたくさんアップされていますので合わせてご紹介いたします。
▼お使いいただいた機材
ChamSys QuickQ 20
https://www.urakataya.com/product/7883
QuickQの最初の印象は、MagicQの機能限定版という印象でした。
しかし、しばらく使ってみて設計の目的がそもそも違うということに気が付きました。
これはギャラリーや小さいホールなどで、固定のフェーダーを使って演出を行うことに特化された調光卓であり、MagicQとはファイルの互換性があるものの目的がまったく違います。
QuickQってどんな卓?
QuickQは、ギャラリーや各種式場、調光装置があまりない地域の小ホールでの使用に向いた作りであると思います。
この機種は
「特に照明の知識がない人でも、プログラムされたフェーダーを扱うことによってある程度のことが出来る」
を目指して作られていているのではないでしょうか。
画面自体にロックがかけられることからも、必ずしもオペレートする人がプロでなくてもよいように作られていると感じます。また、操作したものがその場で反映され、簡単なフェーダーの操作で動かせるというのはとても便利なものだと思います。
特に、左側のマルチファンクションフェーダーが秀逸で、Fix、PRG,CUEの3つのモードのうち、CUEモードの時はCOL MIXにひっかかりません。
演出照明には不向きなの?
もちろん、演出照明に使うことは十分に可能ですが、MagicQをはじめとした専門的な調光卓と比べるべきではなさそうです。
プロの照明家は照明のコントロールを先読みして、いろいろな状況に対応できるものを求めます。そのために必要な機能は、この機種では必ずしも操作が簡単だとは言い切れません。
QuickQに向いている現場とは?
プログラミング時とオペレーション時の操作部をきっちりと分けておきながら、コンパクトに仕上がっているQuickQは、安価で汎用的な卓だという印象から考えても、使用用途として、施設設置に特化した調光卓であると感じました。
複雑なプログラミングを行う場合は持ち込みの調光卓を使うことが通例となっていますしね。
これらのことから考えたときに、地域の方々が使うような小さいホールなどで、最も使い勝手のアドバンテージが高いと思います。
使用用途を限定して、一定の照明を操作するという点において、必要かつ十分な要件を持つ低コストな卓であると言えるのではないでしょうか。
伊藤さんオススメの、小ホールでのMagicQ、QuickQの使い方動画はこちら!
プランの立て方からダイナミックドローでの仕込み図の作成・・・という省略なしの「どのように作っていくのか」をみたい方はこちらの動画からの視聴がオススメ!
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『#DynamicDraw #MagicQ #QuicQ のまぜ方 小ホールのダンスとかで使える仕込みのパッチ #舞台 #照明 #ChamSys #QuickQ20 #裏方屋』
いとうけい@伊藤馨さん
舞台照明家、ワークショップコーディネーター
https://twitter.com/xink21
https://www.youtube.com/user/xink21/videos
▼お使いいただいた機材はこちら!
ChamSys QuickQ 20
https://www.urakataya.com/product/7883
https://www.urakataya.com/product/15959
▼中古もございます
https://www.urakataya.com/product/15951